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プレスリリース:創業360年を超える老舗旅館が客室リニューアル ~古き良き伝統と現代の融合で新たな旅館体験を~

2024.9.13

⾦乃⽵ 茶寮イメージ

 創業360年を超える老舗旅館「松坂屋本店」にて、高付加価値化の一環として2024年9月に皇族にゆかり深い2つの館、元皇室別邸であった「離れ」と大正時代の建物・岩崎家別邸を移築した「春風荘」のリニューアルを行いました。

|リニューアルに至った理由
 1662年創業の松坂屋本店は、明治期には木戸孝允と西郷隆盛の会見が行われ、勝海舟・山岡鉄舟・副島種臣が逗留するなど、多くの文人墨客に愛されてきた歴史ある旅館です。中でも今回リニューアルに至った「離れ」と「春風荘」は皇族にゆかり深く、私共にとって特別なものでした。しかしながら、古いが故の建物の歪みや遮断性の悪さが問題視されていました。間取りや欄間、広縁からの庭園の眺めなど日本の伝統的な造り、歴史遺産を残しつつ、現代のお客様にも快適に過ごしていただける客室を再生したいという想いから、この度リニューアルへと至りました。

|古き良き伝統と現代の利便性を融合させた空間づくり
 360年の歴史を誇る建物を現代の快適さと調和させるため、基本的な客室の設計、欄間や床の間などの純和風の佇まいは残しつつ、ベッドの導入、レインシャワーの設置、そして旅館スタイルでは珍しい2個口の洗面台など、現代の利便性を取り入れました。そのため、本来全て取り壊しで行う改装よりも多くの時間を費やすことにはなりましたが、歴史的な趣を大切にしながらも最新の設備や快適さを導入したことで、お客様により深い安らぎと贅沢な時間を提供できるようになりました。

|リニューアル後の客室
「離れ」洗心亭・仰光荘 詳細を見る →
 明治の英傑や数々の文人墨客が訪れた歴史ある松坂屋本店の中でも、「離れ」は皇室にゆかり深い客室。廊下からリニューアルを行うことで、名の通り他の棟から離れた、より特別感ある造りと生まれ変わりました。露天風呂に加え内風呂も設置、内風呂ではお好みで薬湯をお愉しみいただけます。
「春風荘」若松・常磐・梢・雲井・曙 
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 1925年(大正14年) 三菱財閥の岩崎家別邸を移築。「春風」は幕末から明治時代の幕臣で、幕末三舟の1人、山岡鉄舟(1836年〜1888年)が、住居裏手に開いた道場「春風館」より由来しています。6室あった客室を5室にし、この度メゾネットタイプの新客室も登場しました。

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|今後の展望 松坂屋本店 女将・牧野より
 お客様にとって、松坂屋本店が「旅の目的地」となってほしいという想いを込めて今回リニューアルをすることとなりました。客室はもちろんですが、松坂屋本店の豊富な温泉、伝統的な和食、日本ならではの心に寄り添うおもてなしで、今後も数々の感動を提供していきたいと考えております。また、今年度より発足した「リョカンス」という体験型サービスは、茶道、甲冑着付け、浴衣着付け、書道など、日本の伝統文化を実際に体験できるイベントとして国内外のお客様に大変喜ばれております。箱根随一の温泉と歴史、日本文化を体験できる「リョカンス」をもって、「松坂屋本店」の滞在が旅の目的となるよう、今後も時代に即したおもてなしを提供していく予定です。

Ryocance(リョカンス)公式サイト →

|松坂屋本店について
 創業360年の箱根 芦之湯温泉にある旅館。旅館では珍しい「オールインクルーシブ」を採用しています。毎分200リットル湧き出る湯の花舞う100%源泉かけ流しの温泉は、三大美肌泉質(硫黄泉、硫酸塩泉、炭酸水素塩泉)すべてを含有し、2024年9月にはポーラ・オルビスホールディンクスの肌科学研究で「美肌温泉証」を取得しました。5つの貸切露天風呂を有する「万衛門の湯」は無料で何度でもお楽しみいただけます。客室は四千坪の敷地に趣の異なる6つの館に全21室、露天風呂付は11室。

▼松坂屋本店
[公式サイト]
https://kinnotake-resorts.com/matsuzakayahonten/room/
[住所]神奈川県足柄下郡箱根町芦之湯57

▼株式会社 金乃竹 プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/97935

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